３，「運動と入浴をする」
について説明します。
なぜ運動と入浴をする必要があるのでしょうか？
理由は
「汗をかいて体に溜まった”毒’を出すため。」
です。
どうしてこんなに
毒を外へ出すことへこだわっているかというと
アトピーの湿疹とは
「体に溜まりすぎて正常に排出しきれなくなった毒を
アトピーという形でしか外に出せなくなったもの」
と考えているからです。
ですので、
逆に言うと
「これまで溜めてきた毒を出し切ることができれば、
体は湿疹や炎症という形で毒を出すことがなくなる。」
と考えているからです。
アトピーは遺伝も関係しているそうですが、
アトピーの方は、
生まれつき体の中に溜められる毒の量が
通常の健康体の人よりずっと少ないのだそうです。
だからそこに気づいて
健康体の人よりも
・「毒を取らないこと」
・「毒をどんどん出すこと」
を意識して生活しなければならないのです。
なんとなくおわかりいただけたでしょうか？
少し残念に思われたかもしれませんが、
実はこんな良いお話もあります。
「アトピーで毒が出せているなら、
全然まだ幸せ。」
どういうことかというと、
体に溜まりすぎた毒を、
アトピーとしてすら排出することができない体は、
毒は大きな病気として現れる。
ということです。癌とかその類です。
アトピーはアトピーで大変辛さを伴うものなのですが、
アトピー患者は、アトピー以外の大きな病気にかかりにくい。
というデータもあるようですね。
もしかすれば
逆にアトピーの感謝するべきなのかもしれません。
アトピーのあなたの体は、
あなたのために毒を体の外へ追い出そうと頑張っているんです！
頑張っていてくれる体のために
毒をどんどん排出しましょう！
さて、
具体的な話に進めます。
毒を出す方法についてですが
運動と入浴をします。
・運動について
・運動はとくに何でも良いです。
・タオルで小まめに汗をふき取ること
・運動後はすぐにシャワーやお風呂で
汗を流す。
を守ってください。
汗をかくことは良いことなのですが
汗自体が、塩分など含んでいて、皮膚にあまりよくありません。
ほっておくと、かゆくなりませんか？
汗対策をきっちりお願いします。
運動ができない人もいると思います。
運動が苦手、体が不自由、
アトピーが重症の方は運動ができるほどの体の状態ではないと思います。
運動ができない方は入浴で汗を流しましょう。
また、運動をする人も、毎日はなかなか続けられないと思いますので、
運動をしない日は、入浴で汗を流すようにしましょう。
入浴方法について、少し詳しく話します。
・入浴時間は１時間
・入浴中に水分補給をすること
風呂にペットボトルを持ち込んでください。
・入浴温度は、熱いなと感じる程度。
でも無理はしないで下さい。
・温冷交互入浴をします。
洗面器に冷たい水を溜めておいて
ときどき足をひたします。
・お風呂にビタミンＣを入れます。
塩素除去のためです。
ドラックストアで粉末で売っています。
・シャワーは塩素除去のシャワーヘッドを使います。
自宅での入浴のほかに温泉も良いです。
温泉の場合は
泉質が
・「単純泉」
・「低張性塩化物泉」
のものを選んでください。
ちなみになんですが
長時間の入浴について、
皮膚科の先生は、あまり賛成しないと思います。
ぼくの通っている皮膚科の先生は賛成していません。
おそらく、
「ぬるま湯でサッと入る程度にしなさい。」
というと思います。
お風呂で血行が良くなって、かゆくなるからです。
かゆくなる成分は血液中にありますので。
どちらも間違いではないと考えていますが、
運動のできない方は、入浴でしか汗をかくことができませんし、
お風呂の中だと
・「掻き傷の血による汚れ」
・「アトピーで汗をかくときの独特の臭い」
を気にしないで汗をかくことができます。
（アトピーの汗の臭いってわかりますか？笑
全員じゃないと思いますので、わからない人は気にしないで下さい。）
根本的な体質改善を目指しているのであれば
ぜひ取り入れて欲しいなと思います。
ですが、
長風呂をしていると、かゆくなって体を掻き壊しちゃうという人
は逆効果なので、この方法は避けてください。
熱めのお湯と書いてありますが、
「熱いのが苦手で、ぬるま湯でも汗をかけそう。」
など、実際やってみて合う合わない等あると思います。
大事なのは
「汗をしっかりかくこと！毎日続けられること！」
です。
そこの軸をぶらさずにご自分で調整と工夫をお願いします。
