前回の記事ではアトピーの夏のケアの注意点として
「感染症にかかりやすい時期なので、かからないように対策するべき」
をお伝えしました。
では具体的にどのように対策をすればよいか、紹介したいと思います。
対策を考えるには、まず原因を知りたいところです。
なぜ夏は感染症にかかりやすいくなるのでしょうか?
それは
・紫外線を浴びると肌の防御力が低下する
・肌を掻き壊せば壊すほど、さらに防御力が低下する。
・マラセチア毛包菌が汗と反応して炎症を起こしやすい。
(マラセチアのほかにも、菌は汗と反応することで炎症を起こしやすくなる)
という理由から、感染症にかかりやすいのです。
「紫外線」と、「汗」について対策すれば良さそうですね。
それでは実際の対策方法をみてみましょう。
対策
(1)紫外線対策
①肌を露出させない
・帽子をかぶる
頭が蒸れないような防止を選ぶと良さそうですね。
帽子のツバが長いものは、顔に影を作ってくれて良さそうです。
・日傘をさす
影をつくって肌を守りましょう。
・夏でも長袖を着る
やりすぎて体調を崩しては困りますが、
通気性の良い素材を選んで、長袖を着て紫外線から守ります。
(余談ですが、ぼくはサーフィンが趣味なのですが
ラッシュガードという、つるつるした素材で、通気性が良い、
UV50%くらいカットしてくれるスポーツ向けや海水浴向けの服があります。
パーカータイプなんですが、サーフィンのとき以外も着るようにしています。
3000円~5000円くらいで買えます。おすすめです。)
②UVケア商品を塗る
日焼け止め塗りましょう。
女性の方は詳しいと思うのですが、
日焼け止めには大きく分けて2種類あって
「吸収するタイプ」と「反射するタイプ」があります。
「反射するタイプ」がおすすめです。
アトピーの肌だと、吸収するタイプは刺激が強いかもしれないからです。
日焼け止めには
「SPF値」と「PA値」
がありますね?
「SPF」は「30」
「PA値」は「+++」
のものを選びましょう。
「SPF50」とか探すとありますが、
効果を上げるために、肌に負担のかかる成分を多く含んでいます。
SPFが高ければ高いほどいいとうわけではありません。
日常生活をするのには「SPF30」で十分です。
(2)体をまめに洗う&スキンケア
・マメにシャワーやお風呂に入る。
朝・夜で1日2回入るくらいがちょうどいいです。
他の季節は、そんなに洗うべきではないんです。
洗いすぎは、肌の常在菌のバランスを崩したり、乾燥をはやめるからです。
でも夏は洗ったほうがいいので洗ってください!
その分、洗ったら、必ず保湿してください。
あまりベタベタしないでさらっとてるタイプの方がいいですね。
たくさん体を洗う分、
ステロイドなどの塗り薬も塗る回数が増えると思いますが、
量の減りが早くて足りなくならないように、
皮膚科の先生には事情を説明して、
多めに出してもらったりするといいです。
(3)生活習慣を乱さない
①熱帯夜でもぐっすり眠る
・通気性の良いマットをしく
・枕の下に保冷バックをはさみこむ
結構、ききますよ!
・かけ布団をおなかからは外さない。
暑くて蹴っぽりたくなりますが、おなかだけは冷えないようにするといいです。
おなかを冷やして、体調を壊すと、アトピーも悪化します。
②「夏冷え」しないようにする
・エアコンは低め
・薄着はほどほどに
・汗をまめにふくようにしてください。
ぼくは職場にも、タオル持ち込んでます。
・入浴をサボらない
日本人本来の体のリズムみたいなものがあって、
夏に代謝があがらないと、冬に病気が悪化するそうです。
③食欲低下させない
・ミネラル、ビタミンを中心に、野菜をとりましょう!
・夏は脂質とタンパク質を適度に食べること。
・塩分不足にならないように味噌汁や、梅干を毎日たべる。
以上のようなことが
夏の感染症に負けない対策です!
感染症にかかると、
まちがいなくアトピーが悪化します!
「規則正しい生活」 + 「夏の対策」
で健康で楽しい夏を送りましょう!
- 投稿タグ
- アトピー 夏